護身について


心体術が考える護身とは


【何から身を守るのか?】

一般的に護身術といえば暴漢などから自分や他人の生命・身体を守るための技術とされますが、心体術では護身に対する解釈を少し拡大して考えています。
 
自分自身を守る必要としては単に暴漢などに限らず、地震や台風など自然災害を始め、テロや詐欺などの人為的行為によるもの、そして日常生活に関わる食の問題、家庭経済etc・・・などと自分や家族を守る上で考えるべき事は山のようにあります。

否定的に考えると、こんなにも多くの事から身を守るというのはとても不可能に思えてきます。
実際には暴力行為から身を守ることだって簡単なことではないからです。

単に暴漢などによるケースだけを考えても、暴漢などは自分よりも明らかに弱いと思える者を対象にするか、自分が刃物などの武器を携帯したり、人数を増やすなどして自分の方が有利である状況のもとで犯行におよびます。

そのような状況に対応するのは非常に困難をともなうということができます。


【では?どうやって身を守るのか!】

心体術では護身に対して一般的な護身術も稽古しますが、それとは全く別の角度からの対処法を提案しています。

様々な危険から身を守る為の方法は?
それを一言で簡単にいえば、『運がいい人』体質に自分がなってしまうことだといえます。

あと少しタイミングが悪かったら事故や事件に巻き込まれていたかも知れないのに、何と!タイミングの良いことか!運のいいことか!無事に難を逃れた人やケースは現実に数多く存在しています。

護身の基本は、身のまわりの危機に自分が遭遇したり、引き寄せたりしないことです。
そのためには自分は運がいい!とか・・自分は、とってもツキがある!などと・・


自分のココロをつねにポジティブに保って置く為の『ちょっとした努力』が大切になります。


【どうやって『運がいい人』体質を作るのか?】

『運がいい人』体質の作り方を簡単に言えば、自分は『運がいい人』と思い込んでしまうことです。
そのために念仏を唱えるがごとく自分自身に言い聞かせて、自分に刷り込めばよいのです。
それにより自分は『運がいい人』という意識が、顕在意識から潜在意識の奥くまで深く染み込みます。

まずは前向きで元気の出る『言葉』を使う!(これを心掛けて生活)それにより『思考』が影響を受けやがて『行動』も変わり→『運がいい人』体質に!”

それと共に物事を肯定的にとらえるよう努力し、判断していくことでプラス発想のポジティブ人間になり、否定的なマイナスのエネルギーを引き込まない『運がいい人』体質が定着していきます。

また心体術ではメディテーション(瞑想)やエネルギーワーク(意識)、などでストレス浄化&ボディ・リラクゼーションをして、ネガティブなエネルギーに負けない自分になり、やがてはネガティブなエネルギーなど全く気にならないぐらい、ポジティブパワーを強化し向上させていきます。

 

【それでは武術的な稽古は護身として意味がないのか?】

武術の稽古は、護身の基本であり、最も核心的な部分であるといえます。

なぜなら武術の稽古をすることで、身を守る為に一番大切な要素である、判断力・決断力・行動力を効率的に養うことができるからです。

例えば相手からパンチが自分にきたとします。
そのままの状態でボッーと突っ立っていたらパンチが当たってしまいます。
自分の身を守るためには、このパンチから逃げるか?!受けるか?!
また逃げるとすればどこに?!受けるならどうやって?!
ということを一瞬のうちに、判断し決断して行動に移すという
作業をする必要があります。

だから武術の稽古をすると上記のように、判断し決断して行動すという一連の作業が繰り返し行われることになり、その結果として瞬時に判断し決断して行動できる自分になれるということができます。

実際の生活でも、毎日の食材を選ぶような小さいことから就職や結婚など、将来を左右してしまう大きな出来事まで、自分が判断し・決断して・行動をするということの連続です。

ゆえに何事もない平穏な時も万が一の非常時も、武術の稽古で養われた判断力・決断力・行動力が人生の場面ごとで大きく役立つのです。

 

【むすびに・・・】

心体術が目指す護身を一言でいえば、『自分を元気にし、周りも元気にできること。』だといえます。

元気で調えられた自分が確立していれば、自分のココロに余裕が生まれてきます。
ココロに余裕を持って人や環境に対することで、自分の周りと仲良くできます。

自分自身が元気になり、周りのみんなも元気に!仲良く。そして地球と仲良く暮らしていくことは積極的な意味での護身だということができます。


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